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……最初の日、ルドヴァイア空港には展開改変版ジェイスと表現チャレンジ版ジェイスがいた。
本人確認のため、パスポートを見せてもらおう。
展開改変版ジェイスと表現チャレンジ版ジェイスはパスポート(偽装)を差し出した。メグ☆ちゃんはそのパスポートを返さなかったが……。
スマホも置いていけ。
……持っていない。
場の空気が一瞬で冷える。メグ☆ちゃんは展開改変版ジェイスの手首を掴む。
……あぁ?
ほんのわずかに力が込められる。メグ☆ちゃんに掴まれている手首が軋む。
待て。(すっと一歩前に出る)
これは訂正が必要だ。“持っていない”のではない。
“持ち込まなかった”のだ。
……理由は?
追跡リスクの排除。
位置情報、通信履歴、遠隔操作。現代の端末は監視装置に等しい。
闇に足を踏み入れるならば、光源は切り捨てるべきだろう?
(メグ☆ちゃん、無言で二人を見比べる)
……随分と分かってるじゃねぇか。
だがな。“普通の奴”はそんなこと考えねぇ。
空気がさらに張り詰める。
では、別の角度から説明しよう。
(わずかに肩をすくめる)
単純な話だ。私は“過去に痛い目を見た”。
……ほう?
軽率に連絡を取り、足がついた。逃げ場を失った経験がある。
だから今回は切り捨てた。それだけのことだ。
(嘘ではない。だが真実でもない、曖昧な領域)
私はそれに倣った。
合理的だったからだ。
……チッ。
(興味なさそうに鼻を鳴らす)
まあいい。“分かってる奴”の方が扱いやすい。
(掴んでいた手を離す)
ついてこい。
メグ☆ちゃんは背を向けて歩き出す。
(小声で)
ふはは……どうやら“常識外れ”は、この場では武器になるらしい。
……ああ。
だが一歩間違えれば“処分対象”だ。
違いない。
ふたりは無言で歩き出す。
――“潜入”は、既に始まっている。
その次の日……エミリア版ジェイスとミステリー版ジェイスが空港に着いた。お迎えはメグ☆ちゃんだった。そして今回もパスポートの提示が求められたため、偽装パスポートを提示した。
なんか似たような顔のがバイト応募している気もするが……気のせいか?
その瞬間……。
😜
😐👉😝
無言の“変顔”圧。
…………。
どうだ? 世界に一つの顔だろ。
同一人物に見えるなら……観察精度を疑うべきだな。
いや今のは逆に怪しいだろ。
<作成中>