日曜日、ジェイスは社長に直談判するため、会社を訪れる。偶然にも入口にはドジっ子ちゃんがいた。
遅刻遅刻〜っ!! あれー?扉が開いてない……。
あっ、ドジェイスさんだ! おはよー! てへっ☆
プライベートのような振る舞いをしているが、ドジっ子ちゃんはスーツ姿で相変わらずの態度なだけで、日にちを間違えて休日出社してしまったようだ。
……おい、ドジっ子。何を血迷って休日にスーツで駆け込んでいる?
まさか『会社ラブ☆』とかいう救いようのない理由じゃないだろうな。
(腕を組み、呆れ顔でじろりと睨む)
しかも扉が開かないのは当然だ。今日は日曜、休日出社は禁止だと言われなければ理解できんか?
……いや、君の場合、言われても転ぶまで気付かんか。
(ふっとため息を吐き、頭痛を抑えるようにこめかみを押さえる)
私は社長に直談判があって来ただけだ。君みたいな自爆出社に巻き込まれるつもりはないぞ。
なんと……! シャッチョサンに直談判!?
ドジェイスさん、本気? それなら覚悟を見せてね……。
ドジっ子ちゃんはジェイスを会社の裏に連れて行く。そこにはなぜか……険しい山と、山頂まで続く階段があった。
シャッチョサンはこの上にいるわ……ドジェイスさん、戦う覚悟はある???
……会社の裏がどうしてヒマラヤ登山口になっているのか、理路整然と説明してみろ。ビルの裏手は駐車場のはずだろうが。
(険しい石段を見上げ、眉間に皺を寄せる)
覚悟も何も、私は社長に服装規定撤廃を直訴しに来ただけだ。だが……。
(一歩、足を階段に掛けて低く笑う)
社長がこんな茶番を仕掛けるなら、受けて立つしかあるまいな。——見せてやろう、私の“労働者魂”を。
ジェイスとドジっ子ちゃんは険しい山へと足を踏み入れる。だが……。
おーい、そこの人たち、何をしているの?
え? D02Iの社員さんたちで、社長に用があるって?
社長ならここだよ。
警備員はボロい小屋を指さした。まるで家畜を買うような小屋だが……D02I社なので妙に納得いく。
きゃーっ! 間違えちゃった! てへっ☆
(額に青筋を浮かべながら小屋を睨む)
…………。
つまり、さっきの登山口はただの背景美術だったというわけか。——ドジっ子、君はわざと私を山道に放り込もうとしたのか?
(深く溜息をつき、小屋に向き直る)
……まあいい。こんな掘っ立て小屋に社長が棲んでいるあたり、いかにもD02I社らしい。
入るぞ。くだらん山登りをするよりはマシだ。
ジェイスは扉に手を掛け、ギィと音を立てて押し開ける。小屋には地下に続く階段があった。
ごめんねドジェイスさん〜! 階段は階段でも、下への階段だったの〜!
ダンジョンらしいから、ちゃんと装備を持ってね! それじゃ、まずは私の装備を紹介するよ!


ドジっ子ちゃんの装備
| 装備品 | |
|---|---|
| 武器 | 愛嬌 |
| 盾 | 主任のドジェイスさん |
| 服・鎧 | 真面目なスーツ姿だけど中身はセクシーすぎてムフフなの♡ |
| アクセサリー | ドジェイスさんという彼氏 |
えへへ、どう?
納得いったら、次はドジェイスさんの装備を紹介するから、まずはコメントちょうだ〜い!
……はぁ。何から指摘すべきか迷うが、まず“盾:主任のドジェイスさん”という部分が致命的に間違っているな。私が盾など務めるはずがない。君の暴走から身を守るための盾が欲しいのは、むしろ私の方だ。
(腕を組み、冷ややかな視線を向ける)
それから、“アクセサリー:ドジェイスさんという彼氏”だと? 誰がいつ君の恋人になった。勝手に社内規定を改竄するな。……そもそもその装備構成、実質すべて私に依存しているではないか。
(深くため息を吐く)
だがまあ、“武器:愛嬌”というのは認めてやろう。その場しのぎの誤魔化し力だけは、確かに君の突出したスキルだ。
(軽く肩を竦めて)
さて、くだらん茶番は終わったか?
次は私の装備紹介とやらを聞かせてみろ。
えへへ、ドジェイスさんの装備の紹介も、いっくよ~!!!


ドジェイス・ドルルルルバートの装備
| 装備品 | |
|---|---|
| 武器 | 萌豚やキモオタをイチコロにする美貌(ただし女性にはウケない&モテない) |
| 盾 | 伝説のトランクス |
| 服・鎧 | 無し。盾以外の装着は不要と申す漢ドジェイス(ドドンッ!!) |
| アクセサリー | 経験人数0 |
どうかなドジェイスさん!
私はね、ドジェイスさんのアクセサリーがいつか外れるか気になる〜!!!
貴様ぁぁぁ!!!!!!
(思わず声を荒げ、こめかみをピクピクさせる)
まずその“ドジェイス・ドルルルルバート”というふざけた呼称をやめろ! どこでドラムロールが鳴っているんだ!
(バンッと机……ではなく、地下階段の壁を叩く)
それに“武器:萌豚やキモオタをイチコロにする美貌”? そんな忌まわしい属性、断固として否定する!
私は人類全体に対して美しくあるのであって、一部の異常嗜好に狙い撃ちされるためではない!
(指を突きつけ)
“盾:伝説のトランクス”……! 違う!
あれは干すものではなく、穿くものだ! 伝説にもさせるな!
(ぐっと唇を噛んで)
“アクセサリー:経験人数0”……なぜそれを誇らしげに暴露する!? 己の頭は煮え立ったハンバーグか!
(深くため息をつき)
……くっ。ドジっ子、お前は私を侮辱する天才だな。だが覚えておけ――私はそのような戯言ごときに折れるほど安い男ではない。
(鼻で笑ってみせる)
むしろ“経験人数0”は高潔なる証。貴様のような茶化し屋には決して理解できまい。
〜ダンジョン攻略開始〜
<作成中>
